今回はオッズの関係で3頭の3連系で勝負します。
タスティエーラ、ドゥレッツァ、テーオーロイヤルです。
考察にいつものような変わった観点は一切ありません。悪しからず。
こんにちは。
挨拶は大事です!!親からも会社からもそう教わって行動してきました。
皐月賞外したのは挨拶がなかったからです。きっとそうです。
今週は天皇賞・春です。張り切っていきましょう。
私は、天皇賞・春は「格」がある馬を買うべきだと思っています。
天皇賞・春ではここ10年のうち8年が既にG1を勝った馬が勝利しています。G1馬が勝てなかった2年のうち、1年はジャパンカップを勝ったシュヴァルグランが2着、もう1年はタイトルホルダーが競走中止した昨年となっており、実力馬が実力通り走っています。
ここ10年の古馬G1王道路線の勝ち馬です。初G1勝利に色をつけました。
大阪杯以外は同程度にG1非童貞が勝利していますが、出走数が違います。天皇賞・春では10年間で22回のG1馬の出走がありました。平均して1年にたった2頭です。数えてはいませんがこの中で1番G1馬の出走が少ないでしょう。
理由は大阪杯がG1に昇格したことと、香港やドバイなどの海外遠征が盛んになったことが考えられます。天皇賞・春に出走してくるG1馬はほとんどが菊花賞馬か天皇賞・春の勝馬で、中距離G1馬がほとんど出てきません。
実績を残した能力が保証された馬が少ない。これはG1を獲った事がない馬にとっては最大のチャンスです。ですが結果は、数が少ないG1勝利という格を持った馬になすすべなく負けているのです。
ちなみに距離が短くなったり、牝馬限定になるとG1未勝利馬の勝率がグッと上がります。ナミュールがヴィクトリアマイルに出走表明していますが、どうなるでしょう。楽しみですね。
話を戻して、タスティエーラ、ドゥレッツァ、テーオーロイヤルは「格」が違うなと思ったのでここから勝負することにしました。
まずはドゥレッツァ。
菊花賞馬はデータ的にもいいですからね。抑えない手はないでしょう。
本質は中距離馬だという声もあります。私もそうだと思いますし、それでも問題ないと思っています。ここ10年の天皇賞・春の勝ち馬のうちワールドプレミア以外の全頭が2400以下の中距離G1で馬券内に入った(入った事があった)実績があります。レインボーラインなんてNHKマイルで3着に入線しています。
そもそも私は今の日本にはステイヤーはいないと思っています。いたとしても血統も馬場もスピード化した日本競馬では勝ち上がる事ができないからです。天皇賞・春に辿り着いた馬はスピードタイプであることを前提に、他の馬よりスタミナに長けていたり、折り合いがつく馬であると思っています。
ドゥレッツァの不安点は「菊花賞の時に近づいてきた」とコメントがあったように、菊花賞ほどのコンディションではなさそうな点でしょうか。
次にタスティエーラ。
モレイラが乗らなかったらもっと人気落ちてたかなぁ。でもモレイラJには香港でヒシイグアスに乗る選択肢もあったにもかかわらずこちらに乗ります。
G1を勝っていますし私は4歳世代を高く評価しているので推しています。おでこのハートカワイイ。
この馬は長距離合っていると思っています。共同通信杯で負けた後、弥生賞を勝って皐月賞で粘れたり高速勝負はやっぱりあっていません。ダービーを勝っていますが位置取りと展開によって運良く拾えた1戦だったかなと。ソールオリエンス等の後続馬が早めに捕まえに行っていたら全然違う結果になっていたかもしれません。あれ、そうなると格がある馬と言えない気がしてきましたが・・・
スピードの絶対値が足りないが、操縦性がよく高い位置で折り合える。まさに今の時代のステイヤーという印象です。バイバニラみたいです。素早さという一番必要とされる数値が足りないが、他のステータスの高さでカバーしている、総合力で戦っている感じ。
ただ、大阪杯では必勝パターンの競馬をして惨敗したことから、この子自身が走る気を失ってしまったかもしれないことが不安です。
「タスティエーラ は そっぽを 向いた!」
最後にテーオーロイヤル。
2年前にタイトルホルダー、ディープボンドに次ぐ3着でしたが、当時よりさらに強くなっていると思っています。
ダイヤモンドSを経て駒を進めてきましたが、2年前と勝ち時計が0.1秒しか変わりません。ただし斤量が4.5kg増えています。単純計算ですが、タイトルホルダーや全盛期のディープボンドとやり合っていた頃より4.5kg分強くなったと考える事ができます。当時本54kgで走っていたら、タイトルホルダー相手にももっといい勝負ができたはずです。
短期間に3000越えのレースを使っている点もそんなに問題ないと思っています。この間隔でレースに使うことは個人馬主&非社台生産馬であればおかしいところはありません。例えば有馬記念を勝ったドウデュースは天皇賞・秋、JC、有馬記念とテーオーロイヤルより短い間隔でレースを使っていました。叩いて良くなったからという見方もできますが、完全に叩きだけの捨てレースだったとは思えません。個人の感想にはなりますが、しっかりイクイノックスに勝ちに行っていたと思います。
2000なら大丈夫だけど3000は疲れるというのも否定よりの考えです。人間の感覚でも、1ヶ月に1回2000m走ることと3000m走ること、差は微々たるもののはずです。さらに馬は10秒ちょいで人間の2倍の距離を走れますし、人間よりも長い距離を走り続けることができます。だって昔は移動手段だったのですから。馬にとってこの1000mの差は人間よりもっと微々たるもののはずです。
この3頭に割って入るなら、ブローザホーン、サヴォーナあたりかなと。ただ阪大でテーオーロイヤルにぶっちぎられたことから、テーオーロイヤルとそれ以外だと判断して3頭まで絞った感じです。
4月28日に行われた天皇賞・春では、関東馬が勝利しています。ドゥレッツァ、サリエラなど人気馬に美浦の馬が多いですが、これらの馬が栗東滞在している中で美浦で調整し続けた馬がいます。
ギリギリまで関東馬でいようとしたその馬の名はタスティエーラ。彼のおでこのハートはスタミナの証なのかもしれません。
おしまい